2018
30
Jun

写真雑記

史上最も早い・・

アイキャッチ画像撮影:PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.4 firefly

観測史上最も早い梅雨明けが発表された関東地方、その発表があった日の夕空です。
雲の合間から染み出すような光が印象的で、夏の到来を知らせてくれるような空でした。

撮影に使ったIrix 15mm f/2.4 fireflyというレンズ、Irixというメーカーは聞き慣れないメーカーだと思いますが、スイスのレンズメーカーです。
15mm f/2.4という超広角で大変明るいスペックながら、AFなどの機構を省いてかなりリーズナブルな価格となっています。

15mmの他に、さらにワイドな11mm f/4というスペックのレンズをラインナップしているのと、15mmと11mmにそれぞれ防塵防滴+金属外装のBlackstone、防塵防滴の仕様を少し落としてプラ外装とした安形バージョンのFireflyをラインナップしている、というのもなかなかユニークです。私は安い方のFireflyを使っています。
きちんと電気接点も備えているので、EXIF情報なども残すことができます。

MFかAFか、というのは、購入時においてはかなり考慮しないといけないポイントか、とは思います。
私の場合は、この手の超広角レンズは無限遠でグワーッと取り込むか、最短距離まで寄り切って開放で撮るかどちらかしないので、あまりAFの存在は重要視していません。

逆光にも強く、歪んだりすることもほとんどありません。純正レンズと違いデジタルで補正する、という技が使えないので、レンズ自体の設計が優れているのだと思います。
また、この手のレンズは前玉が出目金のように出っ張っていてフィルターが使えないことが殆どなのですが、このレンズはフード取付部の設計が独特でフィルターも使うことができます。ただ、95mmとかいう恐ろしくでかいフィルターを入手する必要があるのと、レンズのデザインそのものはかなり不恰好です(笑)
例えばNiSiの95mmのND1000とか買うと、おおおとびっくりするようなお値段です・・・が、それでも超広角にフィルターがつけられるというのは大きいです。

もう一つ、SIGMAやタムロンも撤退してしまってレンズ・バリエーションが少ないKマウントにおいて・・さらにK-1(とK-1mk2)しかラインナップされていないフルサイズセンサー向けに、これをカバーするイメージサークルを持つレンズの選択肢があるというのはなかなか素敵なことです。
採算は合わない、とは重々承知していますが(笑)、それでもIrixを始め、SAMYANG、LAOWAや中一光学などアジアの諸メーカーがきちんとKマウントのことを考えたラインナップをしていることを考えれば、せめてマウントサービスなどマウントのみの交換でレンズの行き来を可能としているSIGMAなどには今後の展開を期待したいところではありますね。

おっと、話が超ずれましたが梅雨あけしてしまった関東地方、長い長い夏をなんとか乗り切って参りましょう^^;


 

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