アイキャッチ画像撮影：PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.4 firefly

先日、日本を”西向き”に逆進して行った台風１２号・・・これを書いている時点で未だ消滅しておりませんが・・・、日本列島近くであんなに見事に西進したのは初めての体験で、気象庁もどんな災害が起きるかわからない的コメントを出すに至っておりましたが、それほど大きな被害にはつながらずまずは良かったです。
とはいえ、九州と奄美周辺では未だ台風の影響下にありますので、まだ油断は禁物ですが。

東海沖に発生していた大きな寒冷渦の規模と大きさ、台風の発生位置、偏西風の具合・・・など、様々な要因によって、今回のようなルートを取っていたわけですが、一つすごいなと思ったのは気象庁をはじめ、高精度天気予報のSCW、最近よく話題にのぼるアメリカ海軍の気象情報など、どの気象情報も軒並みあの異常なルートをきちんと”予測”していたことです。
九州を南下した後、豚のしっぽみたいにくるんと一回転したり一層訳がわからない動きをしたのですが、それすら数日前から予測されていましたからね・・

夏の台風が迷走するのはよくあることですが、様々なファクタによる海水温の上昇などに起因して、人間がその歴史の中に記録、記憶していない気象が出現する頻度は上がっていく傾向にあるのだろうと思います。
それを温暖化ですから、と一言で片付けるのではなく、高精度に発達した情報を比較的簡単に入手しやすくなっているのですから、積極的に取りに行ったり学んだりすることが、自分の身を自分で守ることにも繋がっていくのではないかと思っています。

さて、そんなことを書きつつも、台風接近の最中に三脚を立ててタイムラプスを撮影していたお馬鹿さんがここに一人おりますw
ちょうど関東の南海上を西進している頃・・ぐらいに、西の空、続いて南の空を撮影したものです。　雲の動きが有機的で複雑です。

PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.5 firefly

動画の最後、白っぽく迫ってくるのは雨の塊です。カメラがびしょ濡れになったので撮影中断→撤退となりました。