2018
17
Jul

写真雑記

青い樹々の海

アイキャッチ画像撮影:PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.4 firefly

 

 

まだ、通う・・というほどでもないのですが、ここ最近何度か、富士山麓の青木ヶ原樹海に来ています。
何となくおどろおどろしいイメージを持たれる方も多いとは思いますが、実際は全くそんなことはありません。
まあ、たまに”もう一度よく考えましょう”とか”一人で考え込まないで”みたいな看板は建っておりますけどね^^;

PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.4 firefly

遊歩道が整備されていますし、平坦で急な登りや下りもなく、トレッキング・・というほどでもなく散歩に近いイメージです。
遊歩道から外れてしまうと迷う危険性はもちろんありますが、青木ヶ原樹海は富士山からの溶岩流が冷え固まった岩石地帯の上に苔が生え、それをベースに樹木が生えています。
つまり土があまりなく、苔が剥がれてしまうと途端に樹木の生育に影響が出る繊細な森であるため、遊歩道から外れて歩いてしまうことはこの苔を剥がしてしまう行為にあたり、もちろん禁止行為です。

行けども行けども森で、景色の変化には乏しい・・かもしれませんが、溶岩流の上の大森林帯、ということもあって、その景観は独特で”何か”雰囲気が違います。
遊歩道自体はかなり長い距離が整備されているので、少しずつ色々なところを歩いて自分の中に響くところを探して歩いている感じです。

PENTAX K-1 , Irix 15mm f/2.4 firefly

富士山や、高いところから眺めることで、この広大な緑のエリアが”海”に見えることから樹海と名付けられているそうですが、その中を歩くということは、海の中に潜ることにも等しいのかもしれません。かつてはここを最期の地に選ぶ人が多かった、という心理もわからないでもないです。人や生き物は、海・・何かに包まれて還って行きたいという気持ちが、どこか潜在的にあるのかな、と思うからです。

樹々の海に潜る・・そんなことを考えながら、少しずつ動画や写真を撮影しております。
もっと色々な季節や時間帯に歩いてみたいですね。

 

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