2018
24
May

写真雑記

10年来の友人

アイキャッチ画像撮影:OLYMPUS OM-D E-M10 , OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

 

 

初めて買ったレンズの中の一本にして、今まで一度も手放したことのないレンズ、OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro。
10年のお付き合いになりました。これぐらいまで使うと、なんとなく単なるモノの域を超えてお友達のようです(笑)

エクステンションチューブ(EX-25)と併用することで、最短撮影距離で等倍画像が得られます。
フォーサーズ、マイクロフォーサーズは135フレームに対してセンサー面積が半分であるので、135換算だと2倍マクロということになります。

望遠マクロでかつ、高い拡大率を持つため、マイクロフォーサーズで使うこのレンズによるマクロ撮影は、被写体をより抽象的に捉えやすい利点があると考えています。
より大きく撮影・・最近では中国のレンズブランド、LAOWAから135フルサイズセンサーをカバーしつつ、最大5倍、とかいう鬼マクロとか出てきちゃってますが・・


自分的には、あんまり拡大率高過ぎてもダメなので(笑)、オリンパスで使う等倍50mmマクロぐらいがちょうど心地よいのです。

今は結構色々な撮り方をするようになったのですが、写真を始めた頃は本当に一日中こんなのばっかり撮影していました。

OLYMPUS OM-D E-M10 , ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

手持ちで、マニュアルフォーカスにして前玉を予め繰り出しておき、呼吸を止めて自分の体の前後させながら万華鏡のように変化するファインダーを見つめ、ここだと思った瞬間にシャッターを切る。
なんだか居合のような、その撮影の”間”が好きでした。いや、今でも好きです。

 

ちょっと進化して?^^; ただ抽象的に撮るだけではなく、もう少しコンセプチャルにやっているのが
襲色目
と名付けているシリーズです。よかったら↑のリンクからポートフォリオを辿って見ていただけると嬉しいです。

花を撮影しているのですが、花として撮っているのではなく、色を取り出すために使っています。
平安時代の女性の着物のドレスコード、襲色目を花の色を使って表現しているものです。

この手の抽象描画シリーズを展示すると、良く”写真なの?”とお声がけ頂くことがありますが、私にとってははレンズの効果と光の作用を使ってしか描くことができない世界であって、写真以外の何物でもありません。
マクロレンズは、自分が持ち合わせていなかった視覚やイメージに手を引っ掛けるための一つのツールであり、私にとってZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroは単なるツールでもない何か、となっています。

 

これは、ずっと写真でおつきあいさせて頂いている方から見ると懐かしい一枚かもしれませんねw

OLYMPUS E-5 , ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

 

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