2017
21
May

写真雑記

smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

Panasonic LUMIX GH5 , ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

 

PENTAXのレンズラインナップはおおまかにわけてFA、そしてDAがあります。
FAはフィルム時代からリリースされていたもので、135フルフレームをカバーするイメージサークル径をもち、一方DAはAPS-Cサイズをカバーしているデジタル機対応の設計のレンズです。
PENTAX初のデジタル135フルフレーム機となったK-1に合わせ、この2規格の融合版のDFAというラインのレンズも出始めました。
DAの中にも、イメージサークルに余裕があってK-1に付くものもありますが、基本的にはケラレが発生したりしますので、K-1でPENTAXのレンズを使う場合、実質的にはFA、そしてDFAを使うことになります。

そのFAのレンズ群の中に、”Limited”の名前を冠するレンズが3本あります。31mmF1.8,43mmF1.9,77mmF1.8、というラインナップですが、焦点距離や開放絞りは非常に独特です。
既成の概念にとらわれずに光学的に最高の性能が発揮できるところを選んだ結果、ということで、いずれも非常に小型且つアルミ削り出しボディで贅沢に作られていることと、3本とも伝説的にその写りが絶賛されています。
といいますか、1997年〜2000年にかけて発売された20年選手レンズながら、未だに現行ラインナップ品で新品購入できますので、伝説にしてはイカンですね。

この3本があるからPENTAXを使う、という人も少なくないと聞きます。
DAにもLimitedラインはあって、FA Limitedと同じく小型で光学性能を追求して作る、という路線は継承されていますが、PENTAXユーザにおけるLimited、となると、FAの3本を差しているように感じられます。
まだPENTAX歴が浅いので情報を拾い読みしているだけですが^^;

さて、手元にそんなFA Limitedのうちの一本、77mmF1.8 Limitedがあります。
これは、二年前の父の日に、PENTAX一筋30年の義父に贈ったものです。
義父は大好きだった航空機や風景の撮影が中心だったので、Limitedレンズがカバーしている標準域を中心とした画角はあまり必要としていなかったこともあって、FA Limited所有しておりませんでした。
一度それとなく、使ってみないの?みたいなことを聞いたことがあるんですが、「使ってみたいけどねぇ」な感じw

定年後も続けていたお仕事を完全に離れて、時間がたくさん取れるようになることもあって、色々行けなかったところに行きたいんだ、と話してくれたので、ぜひ旅先で飛行機と風景だけではなくて、お義母さんも撮ってあげてね、とやや望遠よりの77mmを贈ったのです。
当時はPENTAXはデジタルはAPS-Cのみで義父はK-5を使っていたので、35mm換算だと108mm・・ちょっと長かったか(笑)

先日、義父はカメラもレンズも置いて、思いもしないほど遠くに旅立って行ってしまいましたが、カメラを使って欲しい、との御遺志があったとのことで、最後に使っていたK-1と共に77mmも私の手元に戻ってきました。
フィルム時代のレンズらしくもちろん超音波モーターなんて付いていないので、AFは本体側のモーターとクラッチしてジーーーーコとスローペース。
で、ついそのままMFしたくなるのですが、MFモードにしてクラッチきらないとピントリング回らない!なんて習熟度の浅さを露呈しつつ使っております(笑)

K-1で本来の画角を取り戻した77mmF1.8 Limitedで、私は何を撮っていこうかな。

PENTAX K-1 , SMC PENTAX-FA 77mm F1.8 Limited

 

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