2017
12
Oct

動画

ハンディレコーダーZOOM H5

ドローンでの空撮で、一つ考えないといけないのは”音”の問題です。
Phantom4 PROでは、Phantom自身にmicro SDカードを挿して、録画自体は本体自身で実施しています。
送信機の上に乗っている画像はあくまでFPV用途、一時保存用で、品質を落としたものが伝送されてきています。
デジタル一眼などでの動画撮影の場合は、外部マイクなどを使って環境音や音声の収録も合わせて実施することが多いですが、ドローンの場合はたとえドローン本体にマイクがついていたとしても(もしくはドローンに外部マイクをつけて飛ばしたとしても)記録されるのはほとんど自身のプロペラの音です(笑)

なので、Youtubeなどに上がっているドローンの空撮動画を見ると、ほとんど音楽などが後から付加されています。

でも、やっぱりフィールドにいれば、そこの環境音をどうしても取り込みたい時もありますよね。
特に九十九里なんかの場合は、ずーっと響き続ける波の音がとても心地いいわけです。

なので、今は音声を地上で録音しておいて、うまく空撮映像と合わせ込むテストをしています。

この動画は、先日撮影した空撮映像と、別の日にOSMOとGH5だけを持って撮影に行っていたときに録音していた音声と合わせ込んだものです。

鳥が素敵な声で唄ってくれているところと、今回の撮影で上手く鳥が飛んでくれた映像を合わせてみました。
ただ、鳥ちっちゃいので1080p HD、全画面で見ないと多分見えませんww

今、この音声収録はZOOMのハンディレコーダ、H5で実施しています。
こんなのです。

レコーダーとしては結構安いのですが、24bit/48KHzで4トラック同時録音、24bit/96KHzで2トラック録音できます。
また、このマイクの特徴はカメラのレンズを取り替えるように、マイク部分を取り替えることができる点です。

例えばアイキャッチ画像では、X-Y方式のステレオマイクカプセルを装着しております。野外や、例えば音楽なんかを録音するときはこちらを使います。

そして以下の画像のように、超指向性ショットガンモノラル+MS方式のステレオマイクカプセルに付け替えてあげれば・・

人の話し声、ナレーションなどを超指向性モノラルマイクで拾いつつ、MSのステレオ部分で周囲の環境音も合わせて拾うことができます。

 

さらに、写真でいうRAWで記録しておき、後からモノラル部分だけにしたり、ステレオ部分の混ぜ具合を変更したり・・と行った芸当も可能です。

 

性能的には後発のZOOM H6の方が上ですが、H5でも十分に良い仕事をしてくれます!
ちなみにH6はこちら。

若い自分にギターを弾いていたときは、ZOOMのリーズナブルなエフェクター類にずいぶん楽しませてもらった記憶がありますが、こんなおじさんになってからまたZOOMの製品にお世話になるとは思ってもおりませんでした(笑)
綺麗に収録できた音を、家に帰ってからヘッドホンで聴くと、それだけで結構ゾクゾクすることがあります。
世の中には写真や映像を取らず、フィールドレコーディングだけで作品作りする方もいらっしゃいますが、その気持ちも分かる気はします。

うまく映像とリンクさせて行けるように、まだまだテストですね。

 

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